みちのく・心(と食)の旅 後編

ドミノス

2006年06月23日 21:58

二日目。
主に花巻周辺を巡りました。
盛岡〜花巻の間は高速道路でおよそ30分。
札幌〜千歳と同じくらいの距離かな?

花巻と言えば宮沢賢治生誕の地。アチコチにゆかりのある場所が残っています。
記念館に行く前、朝イチで立ち寄って買ったのがコレ。

焼きプリン大福(2個300円)
産直品販売所「案山子」にて。地元では割と知られている様です。
これは絶品でした!
ヒンヤリした柔らかい餅の中にはカスタードプリン、生クリーム。
各々が絡み合い、美しい輝きを放っている。
これは正に…

大福餅の…

宝石箱やぁ〜!!

…と思わず叫んでしまったら呆れられてしまいました。笑

この他、カフェプリン大福、抹茶ババロア大福、苺大福(既に売切れ)が有りました。
興味をそそられたのですが、昼からの「試合」に備えて自重。

色々回って1時過ぎ。いよいよです。
盛岡三大麺の二つ目。お約束・わんこそば。

花巻駅前「やぶ屋」
宮沢賢治も常連だったそうです。

座敷に座り、待つ事しばし。
食事前というより、試合前の緊張感というべき雰囲気が漂います。
やがて店員のお姉さんがやってきて「お椀の蓋を取って下さ〜い」で開始

使用前

ズルズルッ「はいどうぞ〜」サッ
食べ終わったと同時に、横に立っているお姉さんが蕎麦を上から投げ入れます。
出汁なんて飲んでいたらすぐに腹がふくれてしまいます。
小鉢の奥にある大きめの鉢は、出汁を捨てる為のものです。

ズルズルッ「はいどうぞ〜」サッ
実際に戦った…もとい食したわんこそばは、想像とはチョット違っていました。
冷たく白っぽい細麺の蕎麦かなと思っていましたが、暖かく黒っぽい。
一杯辺りの量は、一口ではチョット多いくらい。(この店は多目だそうです)
お椀の中蓋には4種類の薬味。その他、イカの塩辛、筋子、刺身などのサイドメニュー。
これらが重要な役割を果たすのです。

ズルズルッ「はいどうぞ〜」サッ
段々食べ進む内に、満たされていく胃袋の他にもう一つの敵が現れます。
味に飽きてくるんです。気分転換に小鉢へ箸を移す。
又、薬味の使い時も鍵となります。

ズルズルッ「はいどうぞ〜」サッ ズルズルッ「はいどうぞ〜」サッ
ズル「はいどうぞ〜」サッ…まだ食べてる途中やっちゅうねん!

試合終了は自分で決めなければいけません。
椀の中の蕎麦を食べ終わり、次の蕎麦が投げ入れられる前に蓋を閉める。
このタイミングが難しかったです。
自分はチョット姑息な手を使ってしまいました。
「これで最後の一杯にしよう」そう考えてから、蕎麦を食べずにジーッと待つ。
向かいの同行者(二人居ました)のどちらかが食べ終わり、
そちらに蕎麦が行った瞬間を狙って蓋を閉める。
あーあ、大人になるって嫌ぁねぇ〜

使用後
※注:手前の列・3山が食べた分です。向こうの列は食べてません!
数えて51杯。成人男性の平均的な量だそうです。
(わんこ10杯=かけそば1杯相当)

かなりの強敵でした。もうしばらく蕎麦は喰いたぁないわ。
三大麺の内、残り一つ「じゃじゃ麺」は又の機会に…




仙台〜盛岡〜花巻の二日間は終始、現地在住の同期夫妻にお世話になりました。
感謝感謝。
関連記事