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2016年12月21日

Rei Release Live"ORB"

シンガーソングライター/ギタリスト・Reiのライヴを見ました!
Rei Release LiveORB
ブルース、'60年代ロック、ブギー、カントリー、フォーク、ロカビリーetc.
これらのルーツミュージックを、そのまま焼き直すのではなく
2016年現在の感性を濾過して表現された楽曲は格好良かったです。

そして、何と言ってもReiのギターが絶品!
23歳の女性が弾いているとは思えないフレーズ、音色、コード…
ブルージーで、枯れていて、時にシャープに刻まれるカッティング。
一言で表現すると「渋い」
ライヴ直後のツイートでは思わず「所々がおっさん臭い」と書いてしまいましたw

最初に彼女の曲を耳にしたのは、確か昨年秋頃でした。
FM番組で時々流れていた曲。
跳ねる様なメロディのサビ、♪ジョン ジョン ジョジョン ジョンッと空耳した歌詞が気になっていました。

次に知ったのは、同じく昨年12月のある日。
NHK大阪ローカルのドキュメンタリー「かんさい熱視線」を観ていた時のこと。
この日の特集は「この街には歌がある〜Blues in Osaka〜」
大阪出身のミュージシャンが紹介されていました。
有山じゅんじ、BORO、木村充揮、大西ユカリ…

その番組最後の方で、Reiが演奏するシーンとコメントが紹介されていました。
自分にとっては、ここまでの番組の流れからすると唐突に感じたので
こっち側の人やったんかいっ!とビックリしました。
どおりで、最近の曲にしてはメロディラインやバッキングのギターなど
ところどころ妙にブルージーと思いました。
ポップスの人がブルースに寄せていたのでは無く、その逆だったという訳ですね。

暫くして、3枚のミニアルバムを聴いてみました。
ますは2枚目"UNO"から。
ツタヤには1stが無かったのよ…後でiTunesStoreで購入したので御勘弁

Rei Release LiveORB
左から1st,2nd,3rdアルバムのジャケットと同じデザインのポスター

1曲目の"OCD"のイントロを聴いた瞬間「あっ、これ好きな音だわ」
オーバードライブの効いた乾いたギター、スライドギターが入るタイミング。
宅録風ジャムセッション風のザクッとした音。
2ndまでのレニクラが大好物の私、思いっきりツボに入りました。
1分39秒と短めに終わり2曲目は、初めて知ったキッカケの曲"JUMP"



"BLU"は、殆どのミュージシャンのファーストアルバムと同じく
自分のルーツ、表現したい方向性を名刺代わりに並べた一枚。

そして3rd"ORB"はゲストミュージシャンを招き、表現の幅を広げた楽曲が並んでいます。
中でも、リードトラック"COCOA"は相当POPに寄せています(褒め言葉)。



4つ打ちのリズム、SNSやスマホなど「今ドキ」のアイテムを織り込んだ歌詞、
意外と遊び心のあるPVは色々ツッコミ所がありますw

最近、ブルースが少なくなったとお嘆きのご貴兄はコチラをご覧下さい。

【Rei】PLAYSで始まるタイトルの動画では、
John Lee Hooker,Johnny Winter,Big Bill Broonzyなどなど…
きっと満足して頂けるかと。

ライヴの話に戻します。
2016年12月16日、心斎橋Live House Pangeaにて。
チケットを買ったのが直前だったので、相当な後方からの立ち見でした。
客の頭の間から顔、辛うじて青いリッケンバッカーのヘッドがチラチラ見える程度。

ドラムス、ベースの三人編成…だったと思います。
それに加えて、ステージ中央にmoogシンセが置いていたのは確認できました。
後半になると前に立っていた客が居なくなったので、ギターのネック辺りまで見えました。
カポを多用していましたね。2フレとか4とか。

本編・アンコール合わせて1時間半弱でした。
↓東京公演のレポートですがセットリストは同じ筈です。
Rei、観客と自由に楽しんだWWWワンマン「だから私は走り続けるんだ」 - 音楽ナタリー

アルバム新作1曲目からというオーソドックスな入り、楽曲によってはアレンジを加えて
全体的な緩急・盛り上げ方を心得た構成でした。
MCは少なめで、本編7曲目辺りとアンコールの2回。曲名紹介もほとんど無し。
本編、アンコールが終わった後、手を振ったり等せずアッサリ袖に下がっていきました。
自分にとっては寧ろ好印象、愛想を振るのは得意ではないが楽曲で伝えるタイプと見受けました。

Reiの作り出す音楽は敷居が低くて入り易いが、聴き込むにつれ新たな発見があります。
まるで、一口目は甘くて飲みやすいが、苦みがシッカリ効いているホットココアの様に。
ライヴ当日、会場の7割近くを占めていたおっさんに独占させるのは勿体ないw
同世代の若者にこそ聴いて欲しい!
ライヴからまだ一週間も経っていないのに、早くも次のライブが待ち遠しく、新曲が楽しみです。

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Posted by ドミノス at 00:54│Comments(0)Music
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