エゾシカを食べよう!

ドミノス

2007年11月21日 23:30

11/16~/18の三日間、札幌へ行って来ました。
厚別の鳥栖戦・浴衣祭り以来ですから、およそ4ヶ月ぶりになります。
本州はようやく秋真っ盛り。新千歳空港からJRへ乗り込むほんの一瞬だけ
外気に触れると、背筋がピンと伸びる様な緊張感を持った冬独特の寒さ。
自分は今、季節を飛び越えて遠い北国に居るんだと感じさせてくれました。

新札幌駅で快速エアポートを下車、真っ先に向かったのはカテプリ地下2階。
えっ何で…?その目的はこれ。

エゾシカ料理まつりin札幌
以前、職場で暇つぶしに観ていたAll Aboutの記事で知りました。

「祭り」と聞いたからには全力で乗っかるのが正しい作法。
と言う訳で、2泊3日(最終日は試合なので実質は1日半)で可能な限り
エゾシカ料理を堪能しよう、という訳なのです。
話を戻します。まずは地下2階食品売り場にある、焼きたてパン「どんぐり」

一頭目:鹿肉バーガー(¥241)
エゾシカ肉のメンチカツ、レタス、キャベツ(全て道内産)を挟んだボリュームたっぷりの逸品。
隣のベーカリーどんぐりで頂きました。
この時点で午後6時半でしたが、あくまでも昼食という位置づけです(笑)

ホテルへチェックインして一息ついた後、改めて夕食。
イタリア料理「イルピーノ」ガックリ名所時計台のすぐ近くです。

二頭目:エゾ鹿とポルチーニのミートソース(¥1,400)

店員「いらっしゃいませ!お客様、何名様ですか?」
 巣「独りです
(中略)
店員「ご注文は以上でよろしいでしょうか。」
 巣「あ、ぐ○なびクーポン使えますか?」
店員「ハイ。何番の特典になさいますか?」
 巣「じゃぁこの3番。『記念日にスパークリングワインをサービス』で。
   えぇ。私今日が誕生日なんですよ」

…単刀直入に言います。独りでイタ飯は大変居心地が悪いです

あ、美味しかったですよ。
モチモチ食感の平麺パスタと鹿肉、ポルチーニ(キノコの一種)が合ってました。
ちょっと辛かったけど。

二日目。
午前中は宮の沢で練習見学。
ちょうどお昼時に終わったので、歩いて目的地へ向かいました。
札樽自動車道を挟んで反対側。地下鉄1番出口から15分ほど、発寒イオンのすぐ横。
Cafe Lunch斉藤ファーム

かつての牧舎をそのままカフェとして利用しています。
店内はキャンドルランプによる間接照明のみ。ゆったりとしたテーブル、カウンター席。
要するに、デートで使うのにもってこいの雰囲気です。チキショー

 巣「じゃ、この『シカ肉ハンバーグのワイン煮込みセット』で。」
店員「スミマセンこちらのメニューは午後2時半からの提供になっているんですよ」
…明記しとけよ。
申し訳ないが、今回は鹿肉メニューで無いと意味がないので次の店へ。

平岸駅から徒歩3分ほど、カレー「ルッカ・パイ・パイ」

 巣「シカ肉キーマカレーをお願いします」
店員「申し訳ありません。本日はカレー全てを200円引きで提供する日でして…
   今日だけはシカ肉カレーやってないんです」

もはやエゾシカの怨念としか思えません

気を取り直して、方向は違うけど同じく平岸駅から徒歩3分、ブランジェリー「ラ・フォンテーヌ」

三頭目:シカ肉のピロシキ(¥147)
シカ肉と玉ネギ、塩コショーのみのシンプルな味付け。翌日・日曜の朝食。
前夜にしこたま呑んで気持ち悪かったにもかかわらずあっさり頂けました。

続きまして地下鉄東西線に乗り換え、南郷18丁目へ。
宮の沢白恋サッカー場を出発してから既に、2時間が経過しています。
えぇ加減腹が減ってきたし、5時半開始の前夜祭まで時間がない。
駅から歩いて約10分。らーめん「たけ蔵」

四頭目:エゾ鹿肉担々麺(¥820)+小ライス(¥100)
練りゴマの入ったスープと縮れ麺、鹿のひき肉が真ん中にたっぷり!
更に煮玉子にチャーシュー(こちらもトロトロで絶品の味)、かなり食べ応えが有ります。
食べ終わった頃にはすっかり汗だく。身体中が暖まりました。
ちなみに丼の横にあるミニすり鉢でゴマを擦ってから入れて食します。


今回は4店舗しか行けませんでした。(右下に押してあるスタンプは見本)
1軒につき1枚、ミニ賞状を貰いました。
このスタンプラリー用紙を郵送すると抽選で賞品が当たる様です。
何か当たったら又、ブログで報告します。

今回頂いたエゾシカ料理は全て、エゾシカの挽き肉と道産の食材を使用したものです。
エゾシカ肉は低カロリーかつ高タンパク、鉄分などのミネラルが豊富。
そして脂身が少なくアッサリしていて、食べ終わった後のしつこさが残りませんでした。

この「エゾシカまつり」に参加して初めて知ったのですが、道内でエゾシカによる
農林業被害は年間約30億円にのぼるそうです。
そこで、個体数の調整により自然環境の保全を図る為にも、貴重な資源(=食肉)として
どんどん有効活用していこうじゃぁないか、という趣旨で開催されたのが、この企画なのです。

本州でエゾシカ肉料理を口にする事は難しいですが、機会が有れば又、
鹿肉料理を食べてみたい、と思いました。

社団法人エゾシカ協会のサイト
関連記事