矢野顕子2010「ここが音楽堂!」弾き語りツアー@兵庫

ドミノス

2010年04月16日 23:41

矢野顕子のコンサートを観に行くのは随分久しぶりです。
前見たのがいつだったか、何処だったのか…思い出せない程。
10年以上経っているのは確実です。

ま、そんなのはどうでもいい事で。
全編ピアノ弾き語りによるニューアルバム「音楽堂」発売に伴う全国ツアー。
西宮の兵庫県立芸術文化センター阪急 中ホールに行って来ました。

謎の紙袋は終演後に頂いたお土産です。その中身は後ほど。
「音楽堂」に収録されているのは、3曲を除いて全てカバー曲。
と言っても、オリジナリティ溢れる音世界を持つ彼女のフィルターを通してみると
単なるカバーに止まらず、あたかも矢野顕子の歌であるかの如く聞こえてくる。
ひょっとしたら元々のアーティスト本人ですら気付かなかったかも知れない
曲そのものが持つ新たな魅力が、矢野顕子による楽曲の解釈・演奏で伝わってくるのです。
今作は勿論これ迄のアルバムを聴いていると、改めて驚かされます。

くるりの楽曲#1からスタート。
4曲終わってMC,アルバム制作秘話などなど。
「音楽堂」制作に先立ち、唄って欲しい曲のリクエストをMySpaceで募ったのですが
最終候補20~30曲の中には、なんとPerfumeの曲も残っていたとか。
(本人いわくPerfumeは結構好きだとか)
エレクトロポップな楽曲がどう料理されるのか、機会が有れば是非聴いてみたいです。

「次は忌野清志郎の新曲です」の言葉と共に歌い始めた#5。
終わって間髪入れずに#6を弾き始めたのを聴いて、客席から思わず笑い声が漏れました。
この曲のタイトルが誰のことなのか、客席の皆はきっと分かっていたから。
RCサクセションの代表曲の、有名な1フレーズで静かに締めくくられました。

この日に、岡林信康がゲストとして出演するのは事前に知っていました。
「音楽堂」に収録された、彼の楽曲を共演するものと予想していたので
#7を一人で演奏したのは意外でした。終わったところで登場。
初めて生で観た「フォークの神様」は、飾らない人柄の方でした。
ユーモラスな語り口で客席を何度も沸かせていました。

#8の後にMC.去年の矢野顕子のコンサートで共演した時には、
初めて会ったと思えないほど違和感が無かった、と言う矢野さんに対して
「いや違和感ありましたよ」
「最初一緒にやるまでは(自分の曲に)ピアノとハーモニーなんて合うんかいなと思ったけど
こう…妙な感じで乗っかってきてねぇ、それがまた合うんよ。アナタ才能あるねぇ」
大体こんな感じの事を仰ってました。
二人の共演は3曲、さらにアンコールでもう1曲。

本編・アンコールを合わせて全部で15曲。
うーむチョット曲数少ない…もうちょっと聴きたかったなぁ。
それでも時間にすると2時間弱。

また近々、色んな歌を聴ける機会が来るのを楽しみに待つ事にします。

セットリストです。終演後、出口に貼られていました。
必死に曲順をメモっていたのに…まぁいいか


お土産の写真はペットボトルのお茶とメッセージカードでした。

余りTV観ないから良く分からないんですが、CMに出演されているみたいですね。
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