ドミの巣

ヒデ姐さんこと中田英寿氏の花試合を観に行って来ました。

５年ぶりに新横浜へ来てみたら、駅ビルが思いっ切り変わっていてビックリ！
田舎者根性丸出しで、思わず撮ってしまいました。笑

選手としての中田氏は特に好きでも嫌いでもありませんでした。
ボディバランスがとても良い選手というのが個人的印象です。特に渡欧後。
では何でワザワザこの試合を観に行ったかと言うと。
友人に「券取っといたでー、観に来るか？」と誘われて、軽い気持ちで「えぇよ」と応じた。
単にこれだけの理由で、カジュアル感覚で東京まで来てしまいました。

いつものサッカー観戦とは明らかに客層が違います。
サカユニ着用率が大体１割行くかどうか。要するにライト層がメイン。
ライト層だけで６万人集められるんだから大したもんです。
それだけ、もう一度中田氏のプレイが観られるのを待ち望んでいた人が多い、という事ですね。

余談ですが、スタジアムに着いてから入場口へ向かう途中の事。
男の子２人を連れた、ｽﾗｯとした長身の綺麗な御婦人とすれ違いました。
それにしても何処かで見た気がしてならない。
すると暫くして連れが「おい、今の設楽（旧姓）りさ子やろ？」「やっぱそうか！」
残念ながら旦那は居ませんでした。


横酷…じゃなかった日産ｽﾀｼﾞｱﾑが満杯になったのを観たのは初めてです。
いや正確には、2002年W杯ｱｲﾙﾗﾝﾄﾞ-ｻｳｼﾞｱﾗﾋﾞｱを観戦した時も、恐らくそうだった筈ですが
ﾅｲﾄｹﾞｰﾑだったので良く覚えていないｗ

直前に発表された両ﾁｰﾑの選手。正直微妙なメンツ…
JAPAN STARSが２点を先制しましたが、いずれも「エッあれが入ったん？」というゴールでした。
ぼよーんとした軌道のﾍﾃﾞｨﾝｸﾞがそのまま入った１点目、２点目は澤登のミドルをGKがファンブル。

大黒は１点目を決めたとは言え、彼って元選手だったっけ？と見間違う程の劣化ぶり。
トリノ退団後、欧州のみならずJ復帰も視野という記事も出ていましたが、どんなもんでしょうか。
そう言えば一時期コンサにも所属してましたっけ。今の彼を見る限り、タダでも要らん。

前半は花試合特有のﾏｯﾀﾘした…悪く言えば緊張感無くｸﾞﾀﾞｸﾞﾀﾞな45分でした。
そんな中でも、ダービッツとセードルフの大人げなさガチっぷりには吹いたｗ
WORLD STARSが前半０点だったのが不思議なくらい。
後、大型ビジョンにスキラッチが映し出されるたびに違和感を覚えました。
磐田でﾌﾟﾚｰしていた頃は、今ほどJリーグを見ていなかったので朧気にしか覚えていないのですが
あれ絶対植えてるよね。

後半に入って両チームメンバー一新。マッタリムードに拍車が掛かります。
WORLD STARSが２点取り返して一気に同点。決めたのはいづれも、イルハン・マンスズ。
こぼれ球を詰めた１点目、裏を取って決めた２点目。FWらしい得点でした。
６年前のW杯当時は、一般女性誌でも特集が組まれる程の男前だったのに…
今や単なる小汚いオッサンとなってしまいました。

肝心の主役・中田氏ですが。
やはり現役当時のプレイそのままを望むのは酷というもの。
マンチェスターシティで現役復帰か!?なんて記事も有りましたが。
とんでもない、与太記事もえぇとこです。J2でも厳しいと思います。
それにしても、CKを蹴る度に観客を煽るなんて…時の流れを感じさせられました。

このままナァナァで終わってしまうのか。
色んな意味で涙ちょちょ切れそうな試合だと思っていたら。
後半３０分、全く予想すらしていなかった展開が訪れました。
大型ビジョンに映し出されたのは、トレーナーにふくらはぎをマッサージして貰っている釜本監督。
まさかの期待に、観客がどよめきます。もはやﾋﾟｯﾁ上よりﾍﾞﾝﾁに釘付け。
スパイクを履いてｼﾞｬｰｼﾞを脱ぎ捨ててユニフォーム姿に。

いよいよその時は訪れました。後半３７分、その時歴史は動いた。

「選手交代、永井に代えてオレ」伝説のストライカー降臨、ｷﾀｰｯ!!
氏がﾎﾞｰﾙに触るだけで６万人が沸きました。
要するに往年のジャイアント馬場の様な扱いですｗ

２－２の引き分けで終了と思われた後半４４分、JAPAN STARSの選手(誰でも良い)が
PA内ドリブル中に倒され、PKの判定。
ボールをセットしたのは中田氏。主役の決勝ゴールで勝ち越し…と思いきや
実際に蹴ったのはオレ
…という脳内シナリオを描いていたのですが、実際はシュートを打つことなくタイムアップ。

動く釜本氏を観られただけでも、わざわざ横浜まで来てチケ代３０００円払った価値は有りましたｗ

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