ドミの巣

うどん屋を巡る為に、再び瀬戸大橋を渡ってしまいました。

「四国の水がめ」早明浦ダムの貯水率がゼロに近づいているという状況で、
余り良くないタイミングでしたが、滞在中は節水を心掛けていましたので…
なお、到着した金曜夜は結構な雨天。土曜はパラつく程度の小雨でした。
肝心のダム周辺には、まとまった雨が降らなかったらしいです。

８月３０日　午前８時２０分
朝７時半に宿をとった高松市内を出発。琴電で陶（すえ）駅へ。
そこからは綾川町コミュニティバス（といっても１５人乗りのマイクロバス）で移動。
途中から道は細くなり、車が一台通るのがやっと。１０分ほどすると、それまでの
のどかな田園には似つかわしくない、交通整理の方が交差点に立っていました。
それが目的地の１軒目・山越うどん。

行列必至の超有名店と聞いていましたが、悪天の為か、幸運にも並ぶことなく
店内へ入れました。
入ってすぐのカウンターで注文を告げ、好みに応じてオプション（揚げ物など）を加えて
麺の入ったどんぶりを受け取って精算、あとは好きな場所で食べるという流れです。

山越うどんと言えば、「かまたま」の元祖と言われています。
だいぶん涼しくなってきたので、一発目はコレにしてみました。

１玉目　かまたま１玉２００円　ダシをかけるのを忘れずに

ん…？
山越のかまたまには、かなり高い期待をしていました。
一口啜った瞬間に幸福の絶頂に上り詰める、生涯忘れ得ぬ味、という位の。
実際食べてみたら基準以上の美味しさでは有りましたが、
期待値が極めて高かっただけに、それに充分応えられたとは言い難かったのです。
（回りくどい表現ですが、決して不味かったのでは有りません）


広めの中庭もありました。対決列島が収録されたのは此処だな？

午前１０時１０分
再び陶駅まで戻り琴電で琴平駅、JRに乗り換えて善通寺へ。
前回の最終訪問地です。
相変わらずポツポツと雨は降っていましたが、当初の予定通りレンタサイクルで行く事にしました。

観光案内所にて。なんと無料！有難いありがたい。
※走行中はポンチョを着用しました。もちろん赤いのをｗ　傘差しながらだと危ないですから、ね。
あらかじめプリントアウトしたgoogleマップを元に、次なる店を目指します。

午前１０時２５分
地図上ではどれくらいの距離かは全く予想も付かなかったのですが、意外と楽勝でした。
観光案内所から１５分ほどで到着。山下うどん


２玉目　ぶっかけ小２８０円

奥の変な顔は、ぶっかけだしの入った徳利です

かなり太めのねじれた麺。表面はモチモチとしていて、しかもコシが有る。
これは強烈なインパクトでした。
座って注文→２０秒ほどで出てきたフットワークの軽さも特筆モノです（笑）
今回のMVPはこの店です。

午前１１時００分
盛大に迷ってしまいました。
山下を出てから次の目的地へは、県道４号をひたすら直進→県道４７号との交差を
右折という道のりでしたが、県道表示も分かり易い目標物も有りません。
遠くにこんぴらさんが見えてきて、交差するはずのない琴電の線路を見てようやく
自分が誤った場所にいる事に気付いたのです。

道中こんな感じです

ずいぶん便利な世の中になったものです。
携帯でgoogleマップにアクセス、現住所を打ち込めばたちどころに、現在位置が分かりました。
GPS機能があれば更に便利なんでしょうね。

午前１１時２０分
ようやく３軒目の「宮武」に到着しました。
迷わなければ、山下からはチャリで２０分で行けると思います。

ここも行列店と聞いていましたが、又も幸運に恵まれ、すぐに座れました。

この店は、麺とだしの熱／冷を「ひや」「あつ」の組合せで注文できる元祖だそうです。
例えば、「ひやあつ」＝麺が冷たくてダシが熱い
入ってすぐ、順番待ちの紙に自分の名前と注文の内訳を書きます。
勿論、名前は曽（以下略

待っている間、カウンターの目の前では御主人がうどん生地を丸め、棒で伸ばし、
包丁で切っていく様子を見る事が出来ました。
生地の固まりから麺が出来ていく過程は芸術的。

３玉目　ひやひや小２５０円そして、げそ天１２０円。

先ほどの山下よりはやや細め、ねじれた平型の麺。コシは最強。
良かった、感動した！

宮武から善通寺駅までは、流し気味のペースでも２０分程度。
充分、チャリで行ける範囲内です。
再びJRに乗って宇多津まで。前回食べられなかったアレが本日の「締め」です。

午後０時５０分
おか泉に到着。何すかこの行列？ざっと見て３０人以上。

待っている間にメニューが回ってきたり、ある程度列が進んだら先に注文を取ってくれたので
座ってからは割と早くに出てきました。

今年１月・そして前回いづれも食べられなかった、三度目の正直で遂に。
他のお客さんの内、ほとんどが注文していた、おか泉の看板メニューがこれ。
４玉目　冷天おろし８９２円

奥に見えるだしを器の中にかけてから頂きます。
冷たい水でぎゅっと締められたコシのある麺と、揚げたての天麩羅の組み合わせが絶妙。
４５分間、並んで待っていた甲斐がありました。感涙。
壁状の天麩羅がエビ天です。かなり大きめ、しかも２つも。
だてに値は張りません。これだけで充分１食分になります。
締めにするにはちょっと多かったなぁ、おでんやおにぎり等のｻｲﾄﾞﾒﾆｭｰ取らなくて良かった…

今回訪れた４軒、いづれも満足度は非常に高かったです。
次回は、鉄道の日記念きっぷが出る１０月？

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