ドミの巣

前回からほぼ半年、久しく讃岐うどん巡りに行ってません。
ETC1,000円割引導入による、道路・うどん店の混雑っぷりが耳に入る度に
「げんなり」となるのでした。
9月の大型連休いわゆるシルバーウィークも、とんでも無いことになりそうで
そもそも月曜出勤で5連休じゃなかったし見送るつもりでした…が。
札幌在住の方（いつも幣ブログをご愛読有難うございます）が、アウェイ岡山戦を観に来るついでに
前泊してうどん巡りをすると聞き、何だか呼ばれた様な気がしたので
今回は同行という形で行って来ました。待ち時間など、独りより複数の方が心強い。

その方とは22日夕方に合流予定、という事で
三宮発のフェリーにて、先んじて早朝に高松入り。

大型連休という事で、早朝営業の「なかにし」や「さか枝」が休業というのは痛い。
5時半にJR高松駅到着。ネカフェにて、レンタサイクルが始まる7時まで待つ…つもりが満席。
瓦町まで歩き、待合いスペースで時間をつぶす羽目になりました。

2009年9月22日　午前7時25分
一軒目は松下製麺所。
7時半～の営業でしたが、少し早めに行ってみる事にしました。
瓦町から自転車で5分ほど、栗林公園の手前。大通りからちょっと裏手。
路駐している久留米・相模・和泉ナンバーの車を見掛けた瞬間、嫌な予感がしました。

約30人　10分待ち　開店5分前でこれですよ？
幸い、回転が速いので余り待たずに中へ入れました。
壁側にあるカウンターの後ろは、人一人が通れるくらいの広くない店内。
そんな中で女子二人がキャリーケース持って入っていたのは明らかにヒンシュクでしたぞ。
どっかに預けてから来いよ…それでなくても、個人的にキャリーケースは大嫌いなのに

１玉目　かけ一玉（１８０円）　麺はやや細め。

指が写りこんでしもうた…

午前8時00分
まさか一軒目であれだけ行列になっているとは。
続いて向かったのは、太田「大島うどん」
ここまで混雑していたら今後は絶望的な展開になりそう。
道中すれ違う他府県ナンバーの車を見掛ける度にビクッとしましたが…杞憂でした。
店の駐車場は香川ナンバーのみ。店内で聞こえてくる会話は讃岐弁（たぶん）。
という事で列・待ちは全くなし。

前回訪問時に頂けなかったコレを。

２玉目　わかめうどん　かけ小（１９０円）
麺にワカメを練り込んでいるんです。
口に入れた瞬間、潮の香りがフワッと広がります。麺は普通の物より柔らかい。

～三軒目が開店するまではマクドで時間つぶし～

午前9時50分
1月の巡礼では、雨天＆行列で見送った店へ行ってみる事にしました。
あたりや

店が写ってない！？
この店へは、フィットネスクラブの地下駐車場(写真左手）を潜ってから行かなければならんのです。

時間も有ったので、開店30分前から並んでみる事にしました。
行列こそ出来ていないものの、駐車している車は多摩・大阪・高知・北九州ナンバーなどなど…
店員がベンチや日傘を出したのと同時に行列が出来はじめました。自分で10番目くらい。

みるみる内に列は長くなっていき、開店直前になると自分の後ろには50人ほど。
何処のラーメン二郎だよｗ

３玉目　ひやひや小（３００円）　げそ天（１００円）

麺は中細、宮武系だけ有って、コシはなかなかの物です。

但しこの店、やたら敷居が高い印象です。
入口脇や店内には注意書きがやたら目立ちます。
「店内では店主および従業員の指示に従って下さい」「写真・ビデオ・携帯での撮影は
従業員の許可を得て下さい」「多人数で極端に少ないメニューのご注文はご遠慮下さい」
「『何になさいますか』と聞かれてから注文して下さい」
他いろいろ。

まぁどれもこれも当然の事と言えばそうなんでしょうけど、これだけ色々書かれたら
無言のプレッシャーとなって、食う方の客が萎縮してしまう。
物凄く行列が出来ているのは分かっているのに、バッファロー吾郎木村に似た店員は
あくまでマイペースでゆったりゆったり準備していました。
別に開店時間を早めろという訳ではないが、何と申しますか…
とにかく、自分はもうココはいいかな。

※うどんの写真は従業員の許可を得た上で撮影しました。また指が…

午前11時05分
同行者との合流は夕方6時頃。
時間はたっぷりあるので、敢えて超・有名店に並んでみることにしました。
4軒目は「竹清」（ちくせい）　開店5分後に到着した時点でこの状態。

写真だけ見ると分かりませんが、右奥の店頭から手前～左、更に右手へと列は続いていきます。
竹清のあるブロックを、列が逆コの字に囲っていたのです。つまりこんな感じ

列の人数は少なく見積もっても300人。マジキチとしか言いようがありません。
流石に引きましたが、実際に並んだら果してどれくらいかかるのか興味が湧いたので
ネタ半分に並んでみることにしました。

…1枚目写真の撮影ポイントに辿り着くまで、1時間半かかりました…
NintendoDS持ってきて良かった。お陰でDQ9のレベル上げ＆ゴールド稼ぎが進むこと進むこと。
並んでる間にも、ガイドブックの該当ページを開いた人達が次から次へとやって来ます。


ようやく、うどんをオーダー。しかし安心するのはまだ早い。
この店は天ぷらが有名。しかし、上げているのはオバチャン一人。

という訳で店内は、うどんを持って天ぷらが揚がるのを待つ「天ぷら難民」が多数発生という
極めてカオスな状態なので有りました。

４玉目　うどん一玉冷や（１４０円）天ぷら(ちくわ、卵）各９０円

ここまで一通り揃って、店を出た頃には３時間が経過しておりました…
正直、待ち疲れで味わう余裕は有りません。ただ、揚げたての天ぷらは評判通りの旨さでした。
次来る時は、連休中を避ける様にします。
もう二度と興味本位で並んだりはしません

初日はこんな感じ。１軒を除いて何処もかしこも予想通りの大混雑。
宿泊地・丸亀へ移動の後、しばしホテルで休憩。

午後7時00分
夕方、無事に合流して前夜祭となりました。ここも待ったがご飯時だったので仕方ない。
　さ　あ　行　け　一　鶴　　　カ　ル　ナ　ヴ　ァ　ル　の　始　ま　り

ひなどり（８７０円）

持ち帰りでは何度か食べたことが有りますが、やはり店で食べる出来たてはひと味違う！！
皿の上に脂がボッタボタ垂れているにもかかわらず、柔らかい肉はとてもジューシー。
上品に食べようとせず、ここは遠慮無用で思い切ってカブリつくべし。
そしてパリッと焼かれた皮にはスパイスが効いていて、ビールが進む。
銘柄はサッポロビール。ガンガン行かせて頂きました。
フェリー船中ではほとんど一睡も出来なかったのにｗ

写真上方にチラッと写っているのは、付だしの「おや天」（４００円）です。
早い話、じゃこ天の「おやどり」（後述）バージョン。
これ又ビールのアテには最適ですが、メインの鳥が出てきた途端、存在感が無くなってしまったｗ
他にも付だしは色々と有ります。
甘辛い「しょうゆ豆」（３５０円）は箸休めに最適でした。

おやどり（９８０円）

コチラは堅い肉質。なかなか噛み切れない為、一部は予め一口大に切り分けてあります。
噛めばかむほどに中から肉汁の味わいを楽しめます。

それにしても、鳥を食べている間は何故あんなに無口になってしまうんだろうか（笑）

とりめし（４５０円）

シメに最適。アッサリしていながら鳥の風味が生きています。
意外と量が多いので、ペース配分に要注意。
一緒に出てくる鳥スープもナカナカ味わい深い。

本当は一鶴で、翌日のうどん巡りについて話し合う筈だったのですが
余りの旨さに舌鼓を打っている内に、本題は余り進みませんでしたｗ

ホテルに戻って改めて打ち合わせを終えて一日目は終了。

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