ドミの巣

昨日は、昼間に観てしまった負け試合の口直しに行ってきました。
京都対浦和。
勿論、不純な目的でして（笑）目当ては、昨年まで在籍したMFビジュ。
一方の浦和にも元札幌の選手が居ます。
FWエメルソン。後、MFにも居た気がするが、山…何だっけ？忘れた。

うだる様な暑さの京都。
バックスタンド席に腰を下ろす。
ピッチ上では京都の選手達がウォームアップの最中だった。
最初に目に飛び込んだのは、無駄に驚異的な跳躍力を誇る黒い人影。
一発で分かった。
京都ファンの子供達にも「あ、アレ！ビジュやっ！あの外人」と
言われていたので、早くもその名前は馴染みになっている様だ。

スタメン発表。
京都MFビジュ、浦和FWエメルソン、MF山（以下略。
いずれも電光掲示板にその名を連ねていた。
この３人が同時に在籍していた2000年。
駒場スタジアムで浦和を１−０で破った試合を観ていた。
時は巡って2003年。札幌はJ2でもがき苦しんでいる。
そしてJ1でこの３人が対戦する。三年一昔、か。

ビジュのポジションは右アウトサイドMFの様だ。
札幌在籍時にはボランチとして活躍していたが、
攻撃参加時には、糸の切れた凧みたいに行ったきり状態だったので
攻撃的な位置で使われるのは案外合ってるかも知れない。

試合は浦和が圧倒するでもなく、かと言って京都の攻めも今一つ。
CKからビジュの頭に合わせるもゴールを脅かすに至らなかった。
FW黒部に当てるもその後のフォローが続かない。
業を煮やした隣の観客が「もっとビジュを使え！」と
嬉しい事を言ってくれる。

前半30分過ぎ、FWエメルソンにパスが渡る。
三年前と変わらない。足速っ！！
堪らず得点機をファールで止めたDF手島が、赤紙で一発退場。
前半はそのまま終了したが、後半に入って一転して
浦和が押せ押せになった。
三度、四度…浦和のシュートはことごとくバーに救われる。
選手交代の影響で、ビジュは中盤に回った。
京都側の人数が少ないと言うのもあり、それからは余り
プレイに顔を見せなかった。

結果は0-0で引き分け。
J1残留を争う京都にとって勝ち点１は物足りない。
だが、10人で上位の浦和に負けなかった。
挨拶に来ていた選手達の顔は前を向いていた。
シーズンは半ばを過ぎたばかり。戦いはマダマダ終わらない。
ビジュの超人的な身体能力で京都J1残留に貢献して欲しい。


…お約束の、枠を大きく外した宇宙開発ミドルシュートが
観られなかったのが残念。

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